剪定

2023.04.24


剪定は庭木や植木など植物の不要な枝や葉などを切り、形を整えたり風通しを良くすることで樹木の育成を促進したり、逆に育成を抑えたりするお手入れです。
風通しを良くすることでハチの巣ができるのを未然に防いだり、毛虫などが寄りにくくなるなど、防虫対策としても大変有効な手段です。

お庭の植物は私たちと同じ生き物ですので、世話や手入れをしなければ、枝葉は伸び放題となり、栄養を失って弱ってしまいます。
また、不要な枝葉を無くし、栄養が木全体に行き渡ると木の成長も促進され、お庭全体の日当たりも良くなります。
不定期でのご依頼はもちろん、お客様のお庭に合わせた年間管理もお任せください。

■剪定する理由   

骨格を作る剪定
・自然樹形で美しい形に整うように導く。
・トピアリーなどのように、特定の形に作り上げる。
・古い枝を落とし、新しい枝を伸ばすように、若返らせる。
・枯枝や病気の部分、密集した枝などの育成障害となる部分を取り除いて、樹木を健全化させる。
・徒長を抑え、耐暑・耐寒を増し、風害・雪害、病気に対する抵抗力を強くする。

枝を整える剪定
・栄養生長と生殖生長のバランスを維持し、開花 結実を良好な状態にする。
・樹勢を保つように過繁茂を避け、日光が良くあたるようにする。
・美しい姿に保つ、希望の姿に保つ。
・病害虫の繁殖を予防する。

根よりも枝葉が生長している樹木は弱りやすい傾向にあります。
そのため根・茎・枝・葉のバランスを剪定して整えてあげることが大切です。
こうして剪定によってバランスが整えられた樹木は、健康的に生長でき、害虫や病気に強くなります。

■季節ごとの剪定   

【春】
樹木は平均気温が5度を超えると、新たな芽を出します。
花が咲いたら枯れるのを待つのではなく、早めに剪定するのがポイントです。
美しい盛りに剪定を行うことで、次の季節も美しい花を咲かせることができます。

【夏】
夏は気温が暖かくなり、太陽の日差しを浴びて、枝葉が伸びやすく、繁茂することで害虫が発生しやすくなります。
伸びすぎて繁茂しすぎた枝葉をスッキリと剪定すれば、花芽がつく健康的な樹木に戻すことができます。

【秋】
徐々に気温が下がり始め、剪定の時期も繊細なものになります。
寒暖の差で人が風邪を引きやすくなるように、樹木も急に剪定をすると弱ってしまうのです。

【冬】
冬は樹木が活動を始める春に備えて、冬眠に入ります。
冬剪定は木の形を整えることが大きな目的です。剪定時期は少し気温が上がってからがベストです。
春を迎える前に、樹木本来の姿に戻すよう不要な枝葉を剪定します。

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